喜多方市のお花見スポットといえば「日中線のしだれ桜」、この日はお天気も良く、
日中線記念自転車歩行者道に沿って約3kmに1000本のしだれ桜が咲き誇っていました。
この桜のトンネルは、まるで桜のカーテンがなびいてるような、ピンク色のシャワーが流れているよ
うな、思わずシャッターを切ることを忘れるほどの少し幻想的な世界に心を奪われていたような不思
議なほど素敵な風景でした。
廃線となった旧国鉄「日中線」の跡地で、現在は自転車歩行者専用道として整備され喜多方市民
が植樹し、かつて線路があったことがわからないような、見応えのある桜並木になりました。並木道
の途中、喜多方駅側から徒歩約30分の中間地点にはSL機関車が展示されており当時の様子を感
じることができます。また、SL機関車が展示されている場所は大勢の方がカメラを向ける絶好の撮
影スポットになっています。
お花見の桜といえばソメイヨシノがおなじみですが、この遊歩道にはしだれ桜が植えられています。
いろいろな種類の垂れ桜があるので、香りや色や形状の違いが楽しめます。種類によって咲く時期
が異なるので、長い期間楽しめるのも魅力のひとつ。
桜を楽しめる時期は例年2週間前後です。
全国の「行ってみたい桜名所ランキング」で1位を獲得した経緯もあり、県内外から多くの観光客が
訪れ、春の喜多方のシンボルとなっています。
桜だけではなく、水仙やチューリップなどの草花も所々で見ることができます。
4月の下旬には「蔵のまち喜多方桜ウォーク」というウォーキングイベントも開催され、2km、5km、
10kmのコース別に、桜並木を楽しみながら歩くことができます。その時期になると土日には出店が
出たり、他のイベントをやっていたり、遊歩道の周辺も賑わっています。
ペットの散歩をしたり、往復で約6キロあるため、アウトドア用のチェアを用意して桜の下で休憩をし
たり、一眼レフカメラで写真を撮ったりと様々な楽しみ方ができそうです。ところどころにベンチがあ
り、桜並木道の最後まで整備されているのでご年配の方でも安心です。
並木道はとても美しく、桜のトンネル中に自分がいる感じでした。
一人でのんびりと散歩も楽しく、家族で歩けば会話が弾むこと間違いなし。
素敵な時間を過ごしながら、身体を動かすことができます。
1年に1度だけのしだれ桜の景色をぜひ見て欲しいここを歩いて欲しい、そう思う休日でした。