江戸時代に始まり、創業230年程が経つ「大和川酒造店」はいまや、喜多方を代表する酒蔵のひとつとして、広く知られる存在となりました。当主の「弥右衛門」からとった「弥右衛門シリーズ」をはじめとした銘酒を生み出し、その「弥右衛門シリーズ」は台湾、香港、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ブラジルなどといった海外からも人気のある代表のお酒です。
老舗酒造店ならではの歴史のある建物「大和川酒蔵北方風土館」を見学してきました。
歴史ある棟はなんと江戸時代からそのまま使用されてきたとのことで、自分で自由に見学もでき、案内の方が説明してくれるツアーへの参加可能とのこと。
15分程度でまわることができ、酒造りに必要なお米、水、蔵の説明が館内のいたるところに掲示されていました。
日本酒の作り方や使う米の種類、道具などが展示されていて、とても勉強になります。
「江戸蔵」「大正蔵」「昭和蔵」の3つのコーナーに分かれており、日本酒好きなら確実に楽しめます。
「江戸蔵」は
江戸時代に建てられた一番古い蔵。土壁でできており心地のいい風が通り、とても気持ちが良かったです。現在は昔の酒造りに使用したさまざまな道具を展示しており、当時の酒造りを思い起こすことができます。
「大正蔵」は
大正時代に建てられた蔵。さまざまな商品を展示しており、酒瓶が一面に並べられた大正蔵は圧巻です。
四季を通じて温度の変化があまりなく、夏は涼しく冬は暖かい造りとなっているそうです。
先人たちの残した知恵を感じることが出来ました。
「昭和蔵」は
昭和四年に建てられた蔵で現在は各種イベントに使われるファーメントホールとして利用されています。
主にコンサートや講演などに幅広く使われていますが、蔵の壁は音が良く反響するために、生音の楽器による演奏には好条件の構造だそうです。
風土館の前には水汲み場があり、地元の方が車でペットボトルに水をつめにきていました。直ぐ近くにこんなに美味しい水がしかも無料で飲めるのは羨ましい。
美味しいお水を使うのはもちろんですが、それ以上のこだわりがお米。契約栽培農家で収穫された農薬を一切使用せずに栽培しているとても良質な米を使用しているそうです。
出口付近の売店には利き酒コーナーがあり無料で10種類以上の日本酒を試飲することができました。代表的な弥右衛門 大吟醸辛口はスッキリとした飲み口でいろいろなおつまみに合いますね。
貴重な日本酒も有料でありますが試飲できます。試飲だけでも満足してしまいましたが試飲した中でお気に入りを購入!
実際に使われていた道具や製造しているお酒が展示されていてので酒を飲めない方にも分かりやすく表現されており、大切な人へのお土産にも喜ばれること間違いなしですね!